8th Wall Blog
エバー航空「EVA AIR AR Sky Journey」でAR体験、8th Wallを選んだ理由
エバー航空、AR体験の導入
エバー航空、AR体験の導入
エバー航空は台湾の大手民間航空会社で、2023年、SKYTRAXによる5つ星航空会社認定のほか、世界ベストエアライン トップ10で9位、世界ベストプレミアムエコノミークラス 1位、ベストプレミアムエコノミークラス機内ケータリング1位など、多くの部門で上位を獲得したフルサービスキャリアです。
エバー航空の快適な空の旅をARでより多くの方に楽しんでいただきたいというのが、エバー航空が今回8th WallのWebARを導入した理由です。アプリダウンロードが特徴で、モバイルデバイスを問わず安定した体験ができるのは重要なポイントでした。また、一般的な宣伝と異なり、WebARを活用した体験型の宣伝は人々に印象を深く残すことが可能でエバー航空の戦略にマッチしました。
「お客様に「EVA AIR AR Sky Journey」を体験いただくことで、エバー航空の認知度が高くなり、航空券の購入増加に繋がると期待しています。」–– エバー航空日本支社支社長 陳啓偉氏
「エバー航空は (1) サービス内容の認知度向上; (2) 企業ブランディングの強化; (3) 販売機会の増加をお考えでした。8th WallのARを利用することで、企業が一方的に情報を提供するのではなく、楽しい体験を通して、顧客にさまざまな要素を提供することができます。その結果、体験による高い満足度により、製品やサービスを記憶により深く残すことができます。これからも、エバー航空が8th Wall WebARプラットフォームをうまく活用し、さまざまな新しいAR体験を提供くださることを楽しみにしています。」–– Allan Lo Head of APAC, Commercial Partnerships
体験と複数コンテンツ
「EVA AIR AR Sky Journey」は、エバー航空が導入を進める機種「ボーイング787-10型機」の機内をAR体験できるWebARコンテンツです。
ユーザーはスマートフォン端末でARの機内を移動したり、快適な機内スペースを見ることができます。単純に見るだけではなく、ユーザー自身も動きながら非日常の探検ができます。
旅の目的地までにAR機内の窓をタップすると、エバー航空が就航する世界各地の主要観光都市の風景が一望でき、そのままタップひとつで航空券の購入も可能です。
また、遊び機能も実装され、AR機内に隠れているエバー航空の客室乗務員ベア「EVA Bear」をすべて見つけると「AR撮影モード」がリリースされます。「EVA Bear」フォトフレームや、AR上で肩に「EVA Bear」を乗せて写真を撮ることができる楽しい仕掛けになっています。
導入後の効果と参加者の声
エバー航空の利用促進と宣伝のため、オウンドメディアをはじめ複数の媒体にAR体験リンクを取り込んでみました。屋外広告や配布物にも利用できました。
- 公開後約1週間で数十万ユニークユーザーが体験できた
- デジタル広告かつ他の企画と比べ、遷移率・利用率が3-4倍高い
- 新規利用の顧客様の獲得と短時間でサービスの良さを伝えることができた
- ソーシャルメディアの反応は平均投稿より約3倍以上のエンゲージメントを達成
- 応募企画にも導入したところ、通常の応募企画より参加人数が3倍増加
「ARでエバー航空の機内や観光地をリアルに楽しめて、本当に空の旅をしてる気分になれました。エバー航空で海外旅行してみたいです。」– Aさん
「子どもが飛行機大好きなので、エバー航空で初搭乗させたいです。ARの機内を見ながら自宅で空の旅を楽しめました。隠れているEVA Bear探しは子どもと大盛り上がり。エバー航空の最高のサービスを体験してみたいです」– Yさん
AR技術の活用
今回はG2 Studiosが開発したAR体験でした。
「エバー航空が導入を進める「ボーイング787-10型機」の快適でラグジュアリーな空間をAR技術を活用し、地上にいながら様々な方に体験していただきたいとのご相談を頂き、企画開発を行いました。
「ARで手軽に」という観点から、今回はアプリではなく、Webでのユーザー体験を意図し、これまでの私たちの経験からAR表示の安定性を踏まえ、開発プラットフォームは「8th Wall」一択でした。
AR表示されている座席シートなどは実際に機内で撮影し、コンテンツにあるエバー航空の客室乗務員ベア「EVA Bear」はScaniverseを活用しながら、端末負荷を考えながら綺麗に見えるようにしています。
今回の開発で注力したことは、ただ表示されるARコンテンツではなく、ユーザー体験型でユーザー自身が能動的に体験し、遊び心をくすぐる仕掛けにしております。海外で増え続けるARを活用したプロモーションを日本でも当たり前のものとすべく、企画開発力を高めていければと考えております。」ー G2 Studios、xRディビジョン、戸田吉昭
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